長期予報大外れだった厳冬が去り、花の季節も逝き、花粉症を乗り越え、次は梅雨かいなと言うこの頃でありますが、OB・OGの皆様方に於かれましてはご健勝にお過ごしの事と拝察致します。
2012年も折り返し地点に差し掛かろうと言うこの時期、年末の我がリーデルクランツ第45回定期演奏会に向けて、重要なお知らせをさせて頂きます。
振返りますと、2008年以来続けて参りました現役+OB合同ステージも昨年で4回を数えました。そして今年も同様の企画が進行中です。
但し、今までの4回とは多少異なるコンセプトを次なる45定に込めようと関係者一同、考えております。
まず第一。現役+OB合同ステージには現役の人数激減を補うと言うファクターがありました。最小であった2010年度は4名と言う淋しい人数。これはこれで良い事、楽しい事はたくさん有ろうかとは思いますが、「合唱」としてはチト辛い。と言う事でOB・OG合同スタイルが生まれました。勿論、我々OB・OGとしても久しぶりの合唱(でも無いメンバーもおられる訳ですが)、そして久しぶりの面々と旧縁を温めながら、若い歌声との楽興の時を楽しんで来た訳です。この間、現役の皆さんはリーデルクランツの勢力挽回に向けた努力を展開し、今年度、5名の新人を迎え入れ、計、12名にまで拡大して来ました。危機的状況を出しつつある訳で、大変喜ばしいところです。
そこで、そろそろ現役+OB合同と言うスタイルは一旦止めてはどうかという意見が浮上してきました。やはりリーデルクランツの主体は現役そのものですので、OB・OGが恒常的に参加するスタイルと言うのは客観的に考えてちょっと違うかなと。今年卒業した昨年の4年生を含めて、今の現役は一度も「現役だけ」の演奏会をやった経験が無いのです。と言う事で、「可愛い子には旅をさせよ」とか「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」とか言いますし…(そこまで大袈裟ではありませんが)、そろそろOBは身を引く時期では無かろうかと思う次第です。
さて、そう言う訳で「今年も合同ステージを企画します」とは言っても、「次は当分ありません」と言う言葉とセットになります。そこでどうせやるなら頑張って大曲を、それも外部の立派なホールでやりたい…と考えるのは自然の流れ…でも無いかな?モーツァルトのレクィエム全曲をオーケストラ伴奏でサントリーホールで…とか言うと誇大妄想と言われますから言いません。大風呂敷は50定にとっておく事にして(?)、もうちょっと現実的な企画をご案内させて頂きます。具体的には次の通りです。
リーデルクランツ第45回定期演奏会
日 時 2012年12月22日(土) 19:00〜(仮)
場 所 新宿区四谷区民ホール
合同ステージ演奏曲目 ヘンデル作曲オラトリオ「メサイア」より抜粋
指揮はもちろん志村先生、伴奏は本来はバロックオーケストラですが、若月先生にピアノで頑張って頂きます。
更に今回は懐かしの岡部先生と志村先生のご夫人である志村美土里先生にソロとしてご参加頂く予定です。
今後の練習として以下の通りのスケジュールを考えております。
申し訳ありませんが、多少、流動的である事はご承知おき下さい。
「パート練習」とありますのは、パートリーダー主導によるパート練習となります。「全体練習」は基本、志村先生の指導による全パートでの練習です。この「全体練習」の前にも1時間程度の「パート練習」を行います。
また、下記の練習日のどこか(多分9月あたり)でOB総会を開催する事になると思います。これに就きましては改めてご案内させて頂きます。
<練習計画案>
8月 | 5日(日) | 13:00〜16:00 | パート練習 |
19日(日) | 13:00〜16:00 | パート練習 | |
9月 | 2日(日) | 13:00〜17:00 | パート練習+全体練習 |
16日(日) | 13:00〜17:00 | パート練習+全体練習 | |
30日(日) | 13:00〜16:00 | パート練習 | |
10月 | 7日(日) | 13:00〜17:00 | パート練習+全体練習 |
21日(日) | 13:00〜17:00 | パート練習+全体練習 | |
11月 | 4日(日) | 13:00〜17:00 | パート練習+全体練習 |
10日(土) | 13:00〜17:00 | パート練習+全体練習 | |
25日(日) | 13:00〜17:00 | パート練習+全体練習 | |
12月 | 2日(日) | 13:00〜16:00 | パート練習 |
9日(日) | 13:00〜17:00 | パート練習+全体練習 | |
16日(日) | 13:00〜17:00 | パート練習+全体練習 |
「随分練習多いのね?」てなご感想をお持ちになるかと思います。今回は抜粋とは言いながら、大曲の「メサイア」でありまして、リーデルクランツとしては16定で取り上げて以来の選曲となりますし、歌詞が英語と言う事も考慮して、従来の4回の定演よりもかなり多めの練習回数を計画している次第です。特に従来は行わなかった「パート練習」を充実させております。「譜読み」と「歌詞読み」をしっかりやりたいと言う趣旨です。
全てご参加頂けるのが理想ですが、仕事や家事との遣り繰りで時間を捻出頂く訳ですから、無理なお願いは致しません。可能な範囲でご出席下さい。
さて、「メサイア」であります。過去4回は邦人作品を取り上げてきた訳ですが、今回はJ.S.バッハと並ぶバロックの巨匠、G.F.ヘンデルの大作です。
1742年の初演以来、300年弱にわたって歴史に埋もれること無く、至高の芸術作品として輝き続けている名作です。詳しくは改めてご紹介させて頂きますが、ドイツ生まれでありながらイタリアスタイルのオペラ作曲家であったヘンデルが、ソロから合唱に比重を移した作品群がオラトリオであり、その中でも抜群に有名なのがこの「メサイア」となります。従いまして、合唱を嗜むものとして一度は歌ってみたいと切望してきた訳です。
それでは皆様、8月の練習でお会いできることを楽しみにしております。