2010年11月17日
◆次回の練習
次回が最期の練習です。11月21日13時より練習は大学10号館3階で行います。(講堂の隣)
入館にはカードキーが必要なため、13時までなら10号館入口に現役が待機していますが13時を過ぎると入れません。13時過ぎに着かれた方は現役部長の上原君に連絡してください。
◆第8回練習レポート
11月13日。定演本番まで残すところ10日となりました。このリーデルクランツ通信も第8号。「定演終了後も続けてくれ!」なんて、有り難いお言葉もお一人だけから頂戴しております。
今回の練習は土曜日の夕刻、16:30からの開始でありますが、11月23日の定演終了後、OB会活動を活性化する目的で臨時のOB会総会を実施しようと言う事になり、その打合わせで有志数名(と言っても9名と結構な人数となりましたが)、練習に先立って江古田駅改札に集合しました。打合せ場所はどこぞの喫茶店で、と思ったのですが、この人数ですと結構入れるお店が無く、結局、大学の学食。総会とレセプションの会場でもある訳で、下見がてらと言うことになります。『ぱあ散歩』にも登場してこなかった学食です。そうそう、このところ『ぱあ散歩』に視聴率を奪われがちのようですので、対抗上、我が『リーデルクランツ通信』にも写真を添付しようかとも思いましたが、近頃は肖像権やら何やらがややこしいので、やめました。しかし、「日芸にちげーネー」は笑えますね。センテンスが微妙にずれているあたり、おやじギャクとしてもなかなか高度です。
おっと、話しが逸れてしまいました。いつもは正門から右側に進む訳ですが、学食は反対側ですので、左に進みます。手前の1号館はもうじき取り壊し工事が始まるようで、下準備が始まっております。そう言えばここでゼミをやったっけなー、そうそう4階の教室で齋藤信治教授の哲学の講義を受けたっけ…とかつらつら思い出します。しかし、何で日本はものをすぐ壊すかね?或いは何で耐久寿命の短い建物しか無いのかな?と、疑問を感じます。これがヨーロッパだったら、だいたい築100年でそろそろ「良くなってきた」と言われるとか。で、200年、300年の建物なんて普通にあるし、400年以上のだってそんなに珍しくは無い。これらの建物が歴史的遺産として特別に管理されているかと言うとそうでも無くて、普通に生活の場として活用されている。「アメリカは歴史が無い」って言うのが日本人の平均的認識と思いますが、これって半分当たってますが、半分は外れです。ロスとかは確かに新しい町ですが、シカゴから東側、つまりデトロイト、ニューヨーク、ボストン辺りは日本以上に古い建築物があったりします。私の駐在していたデトロイト郊外でも、築80年のマンション(つまり豪邸)を改造して、洒落たレストランにした、なんてお店がありました。翻って我が日本は「壊す」と言うのが伝統的文化なのかな、とか思います。伊勢神宮の式年遷宮なんてーのは、その最たるもんですな。従って建物は最も古い状態でも20年ですが、しょっちゅう立て替えているもんだから建築工法自体は1300年以上、天武天皇時代から連綿と引き継がれているとか…。
あぁ、またまた脱線をしてしまいました。建築の話しはパーマくんに任せるとして、・・・何の話でしたっけ???、あ、打合せね。そうそう、学食ですよ。学食は以前より若干小さくなったような。気のせいかな?で、自販機で買ったお茶なんぞをすすりながら、会場設営やら、受付やら、立て看板やら、スケジュールやら、、、てきぱきと片付けますと、時刻はもう16:00をとっくに回っております。それでは練習会場の方に移動、と言うことでキャンパスに出ますと、晩秋の日は既に傾き、夕闇が近づいております。正門を横目に3号館を横切り、10号館まで参りますと、藍色の空を背景に部屋から照明の光が漏れてなかなかオシャレな感じ。昔日の学館とは隔世の感じですな。21世紀も早や10年か…などと感慨に耽る…と言うのは年齢のせい?
で、本日の練習会場は我がフランチャイズホール、講堂です。いつもと様子が違うのは、ピアノがステージでは無く平土間(?)の方に置かれていること。前回レポート致しました通り、現在、例の「ボロピアノ」は業者で修理中と言う事で、本日は代替ピアノでの練習となります。楽器はヤマハ。音は「普通に良い」です。志村先生はご都合で少々遅れてのご参加と言う事で、学指揮さんに準備運動を指導して頂きます。その後の発声練習は、何と驚き、若月先生のご指導!!!これは新鮮。「アーでお願いします。」と言う若月先生の美しいお声。まー幸せ。でも、先生のピアノが華麗過ぎて、ちょっと付いて行くのにひと苦労。そうこうする内に志村先生ご到着。何でも10月25日から続く、東北、北関東を回るツアーでのホテル暮らしで体調を崩されているとのこと。それでも何時もの様に情熱的な指導をして下さいます。合唱の方の参加者はと言えば、ソプラノ10名、アルト6名、テノール8名、バス7名と言うところ。今回は岩手から及川さん、長野から須田ケンちゃんが参加頂いております。遠路、本当に有難うございます。と、ここで、待てよ、森田さんも結構時間がかかる筈。と言うことでインターネットで調べてみましたら、及川さんよりは短いが、ケンちゃんより長いと言う事が判明。料金の差が有るとは言っても、森田さんも毎回ご苦労様です。
さて、本日の前半は平土間に椅子を置いて座り、第1楽章「農夫と土」からの練習となります。短いピアノの前奏に続き、例の美しい4声の合唱が始まります。先ほど申し上げたとおり、本日はヤマハの「普通のピアノ」ですが、いつもの「ボロ」に馴れた耳にはここの分散和音がやけに美しく感じられる、と言うか、若月先生の本来の音と言うことです。で、いつもの講堂の響き。何度聴いても美しい。こう言う建物は残して欲しいなー。でも空調と遮音、それに舞台装置といった部分は新しくして欲しい…。おっとまずい、また脱線しそう。以前にもレポートしましたが、この曲はたいへん美しいので、どうしてもこころもあたまも曲に没入してしまいそうになりますが、そうしないで、流れとか、爽やかさとかが必要。それによりこの曲が一層引き立つと言うところがポイントで、これが志村先生の志向するところでは無いでしょうか。志村先生、外れてたらゴメンナサイ。
第2楽章「祖国の土」。マーチですので、何より縦の線がしっかり合うことが肝要。で、言葉のフレーズを明瞭に…てなところでしょうかね。男声合唱が気の良いオジサンコーラスにならないように頑張りましょう!
第3楽章「死の灰」。個人的に、この曲、好きです。第6楽章「地上の祈り」と並んで、バスのパートソロが格好良い曲ですね。臨時でバスパート歌いたいくらい。でも男声4部のセカンドもなかなか面白い。楽しい!!
第4楽章「もぐらもち」。女声合唱がすっかり「板に付き」ましたね。見事です!「もぐらのまねーをするそうなっ」のセカンドは相変わらず歌いづらいけど、「なっ」のところでは笑って頂き有難うございました。そのように意図しました。お笑いがすべらなくて良かった。
第5楽章「天地の怒り」。この曲はパワーのコントロールと早口の歌詞を噛まないと言う部分がポイントですかね?皆様、歌詞を頭に叩き込みましょう!但し職場や電車の中で「溶岩が流れるウウウウウウ」とか口ずさまないように注意ですよ。
第6楽章「地上の祈り」。前の「天地の怒り」が終わった直後にこの曲と言うのは、何度も言いますが、女声はしんどいですわね。でもここでも「板に付いた」感じが出てきましたね。講堂の音響を生かして、伸びやかに歌いましょう。バスのパートソロ。今日は腕利き2名が不在なのでちょっと不安かな?
ここで休憩。
後半はステージに上がって、本番相当の立ち位置を確認し、全曲を通しての演奏となります。
若月先生は平土間ですので、丁度オーケストラピットで演奏されているような感じです。
ここまでで既に長文となってしまいましたので端折りますが、終楽章「大地讃頌」まで歌い終えたところで充実した本日の練習は終了となりました。因みに全曲の演奏時間はインターバルを含めて約27分でした。
この後、演奏会当日の服装ですとか控え室の場所等々の打合せを行い、すっかり暗くなったキャンパスを後にした訳ですが、時間も曜日も「反省会」を行うのに最適。ってー事で、我がリーデルクランツの第2の部室、「鳥忠」に向かったのですが、生憎の満席。おばちゃんが、「あー合唱団の人!まぁ残念ねー、店としてもこの人数のお客さんは勿体無いわぁ…」って正直なお方。で、第3(この際、順番はどうでも良いですが)の部室である「お志ど里」へ。タイミング良く、大人数の宴会が終わったところで丁度席が空いたばかり。書き忘れましたが、練習後半は結構寒く、「あぁ、早く熱燗が飲みたい」なんて言う不謹慎なことが頭の中をよぎっていたワタクシ。ビールはかっ飛ばして熱燗(正確にはぬる燗)を注文。これは絶対、喉にも良い……わけ無いかな?で、久しぶりにお会いした方の近況を伺ったり、今回の定演に向けての流れなどをお話ししたり。で、楽しい時間は早く過ぎてしまうもので、あっという間に22:00を回り、お開きと言うことになりました。
さぁて、次回はいよいよ最後の練習となります。
志村先生も言われてましたが、体調管理が最大の注意点です。皆様、風邪などひかれない様、手洗い、うがい、マスクの着用等の予防措置を宜しくお願い致します。私も以前、白状しております通り、酔ってソファーでごろ寝しないように注意致しますデス。
(川島 靖之)
◆アンコール曲について…
アンコール曲をバラしてしまうのも期待感をそいでしまうと思いますので、アンコール曲が何かを知りたい方は下記にアクセスしてください。
http://www.liederkranz.jp/encore.html
◆メールアドレスを教えて下さい
現在リーデルクランツ通信は現在106名のOB・OGに配信しています。名簿登録総数は340名ですので約3分の1への配信です。リーデルクランツを存続させるためにも、多くの方とのコミュニケーションを図りたいと考えています。
同期の方、前後の代の方に連絡をとられ、当通信の配信をご承諾いただけましたら、HPのお問い合せより、または下記有志宛にメールアドレスをご連絡ください。
◆43定にご来場される方へ
11月23日は、
定演:13時30分開場、14時開演。
於、武蔵大学大講堂
OB総会:16時30分より 於、武蔵大学学食
レセプション:17時より 於、武蔵大学学食
会費2000円/1名
を予定しています。
事前に出席のご連絡をいただくと助かります。
※当日直接のご来臨も大歓迎です。
■編集後記
卒業して10年程経ったときです。「ど」ではなく「と」だと聞きました。
大学讃歌の2番です。「なお栄光を集うとき」ではなく「なお栄光を伝うとき」が正しいとのこと。青焼きといわれる印刷機が使われていた時代。原稿についたホコリが「ど」となってしまたのでしょうか。
OB・OGが集えば必ず歌われる大学讃歌。「『と』が正しいんだよ」とお伝えしておきます。
矢澤