リーデルクランツ通信 No7


2010年11月8日

◆次回の練習
申し訳ございません。
n( _ _)m。
前回の通信で練習場所を間違って記載していました。講堂へ行かれてしまった方、お許しください。

次回、8回目の練習は、11月13日16時30分より、武蔵大学大講堂で行います。
いつもと開始時間が違いますのでご注意ください。

◆第7回練習レポート
11月3日、文化の日です。Wikipediaによりますと、この日は晴天の確率が高い「晴れの特異日」として有名だそうですが、全くその通りの気持ちの良い快晴となりました。
私はと言えば当日は会社の稼働日でありまして、朝一から会議が入っておりました。これを適当にやっつけて・・・・じゃなくて、真剣な議論を重ねた上で、建設的な結論と課題を明確化した上で終了して、はやる気持ちを抑えながら、一路、クルマで江古田への道に着いた訳です。時間が無いから昼飯はセブンイレブンのお握りとお茶で済ませ、高速埼玉大宮線を南下し、美女木ジャンクションから外環を大泉に向けて走ります。カーステレオには「土の歌」がかかっております。

話しが逸れますが、「土の歌」には私が承知している範囲で2種類のCDが購入可能のようです。一つは1986年に録音された故 岩城宏之指揮、東混、東京交響楽団(以下、東響)のもの。もう一つは今年ライブ録音された新鋭の山田和樹指揮、東混、東響となります。前者は86年版、又は岩城版、後者を2010年版、或いは山田版とか言うのが一般的でしょうが、私としては、前者を『岡部版』、後者を『志村版』と言う事に勝手に決めました。で、大事な話しですが、この『岡部版』と『志村版』とでは異なる部分が散見されます(「見」と言うのも変ですが…)。これは一つには楽譜のバージョンが異なると言う点が大きいと思います。志村先生の方向性、つまり我がリーデルクランツが向かうべき姿は、楽譜のバージョン(2009年版)を含めて、後者(『志村版』)に近いですから、皆様、『岡部版』を聞く際には注意が必要です。例えば第四楽章「もぐらもち」の「もぐらのまねーをするそうな」の最後のスタッカートが『岡部版』にはありません。「なー」って伸ばしてます。その他、解釈の差として、私の感じるところ、全般的に『岡部版』の方が熱く、『志村版』の方がクール。現実の岡部先生(クール)と志村先生(ホット)のキャラとはアベコベなので、話しがややこしくなります。又、子音を「立てる」のが『志村版』。その他、オーケストラも含めて、表現の異なる箇所が沢山ありますが、私がこれ以上ネタばらしをしてしまって、リーデルクランツの皆様の興味が半減。で、結果的に東混の印税収入を減らした…なんて事になったらマズイですから、この辺で止めておきます。皆様、両方のCDを購入してご確認下さいまし。本日時点、アマゾンでの価格は『岡部版』¥1,338、『志村版』¥3,000、双方とも配送料無料でございます。お値段の差と内容の差は全く関係ありません。また音質的にも86年版も充分良い録音となっております。因みに『岡部版』は佐藤眞の「蔵王」と「旅」がカップリングされており、こちらは田中先生の指揮となります。一方の『志村版』は團伊玖磨「筑後川」と武満徹「うた」他との組合せとなります。コンサートライブですので、全て山田和樹さんの指揮です。このような「土の歌」CDの宣伝はもっと早い段階で書いておくべきだったと反省しております。

脱線ついでに申し上げますと、「土の歌」の楽譜冒頭に記載されている通り、上記2種類の録音以外に1962年頃にレコーディングされた、岩城+東混+N響と言うのも存在し、私も以前LP(!)で所有していましたが、現在はCD化されていない模様です。「大地讃頌」の最後の「あー」を一旦切ってから再度「あー」とやる演奏で、ビックラこいた記憶が有ります。実家を家捜しすれば出てくるかもしれませんが、LPのプレーヤーが多分死んでるので聴けないと思います。名機、DENONのターンテーブルとSAECのダブルナイフエッジのトーンアーム、それに同じくDENONのMCカートリッジ(DL-305?)だったんですが…って言ってもお若い方は知りませんよね。

話しを戻します。そう言う訳で高速埼玉大宮線〜外環を走りながら、「もぐらのまねーをするそうなッ」、ありゃー、まだ音取れて無い…とかやる訳ですが、流石に運転しながら楽譜は読めない。これが電車でヘッドフォンステレオ聴いているのなら楽譜で確認出来るのですが、その場合は声を出せない。出したら変なオジサンになってしまいますからね。まぁ、なかなか上手くいかないもんだなー、なーんて事を考えておりますと、もう大泉です。ここからは一般道ですから信号待ちの間は楽譜が読める、けど、嵌まり過ぎると青信号になって出遅れる。合唱の出遅れもいけませんが、クルマも同様。ここは運転に専念しなければ。何れにしても運転と練習のナガラは安全上、お奨め致しません。

で、会社から1時間足らずで江古田に到着。上原君が大学の方に事前申請していてくれたお陰で首尾よく守衛所をパスし、学内にクルマを停めて10号館に向かいます。3Fホールで現役諸君に混じって椅子のセッティングをしていると、メンバーも三々五々集まり始め練習開始となります。志村先生は若干体調不調のようでマスク着用です。
本日の出席者は、ソプラノ8名、アルト8名、テノールも8名、バス7名の合計31名。数字的にはすごく良いバランスですな。
練習は第6楽章「地上の祈り」から始めて、第1⇒第2⇒第3⇒第4⇒第5、で、最後に「大地讃頌」。文字数の関係上、と言うか、毎回同じような事を書いても皆様に飽きられてしまうかも…と言う不安を感じますので、今回はさらっと行きますが、本来のテンポ感に慣れると言う事と、視線を楽譜から指揮・聴衆に移すと言う事。で、表情を豊かに…これらに集約されると思います。更には、自ら音楽を楽しむ、感動すると言う事。これらが「楽しい」課題でしょう。音楽面の詳しい内容に就きましては、既に各パートリーダーから配信されている練習ノートをご参照下さい。

練習終了後、会費と言う事でOG・OBお一人様¥5,000をお支払いしました。一方、プログラムの準備も着々と進行中で、ゲラを覗かせて頂きました。いよいよ本番が迫ってきたと言う実感が沸いて参ります。猛暑の中で始まった今回の合同練習も、残すところあと2回。次回は11月13日の夕刻となりますので、10日間、間隔が空く事となります。この間、各位で楽譜、USTREAM、東混CD、練習ノート等のツールをご活用しながら「自習」頂きたいと存じます。13日には今の水準以上からの練習スタートを切りましょう!!

TVで京都の紅葉が報道されてましたが、あちら(確か、栂尾とか比叡山とかの高地だったと思いますが)では紅葉の見ごろはあと1週間程度で終わりとか。一方、我が大学キャンパスの緑は結構しぶとくて、まだ緑のままですが、23日には見事な黄金色に色付いている…と期待したいところです。寒暖の差が激しいこの季節ですので、定演当日の気温が気になります。何せ昭和3年の歴史的建築物。後付の「ボロ空調」が有るには有るけど、ウルサイので演奏中、使える代物ではありません。なので、当日、丁度良い塩梅の天候となることを祈るばかりです。同じく講堂の「ボロピアノ」の方は、大学で修理をして頂ける事となりました。業者さんに持込んでの作業との事で、かなり大掛かりな修理になりそうです。完了は17日(従って13日の練習は代替ピアノ)。いきなり、スタインウェイやベーゼンドルファーになる訳ではありませんが、今のボロさ加減からは、かなり改善される事を期待します。漸く若月先生本来の腕前が堪能できる訳です。

(川島 靖之)

土の歌CD

◆現役の練習レポート
現役の練習を見学された13代アルトの筒井さんから様子をお寄せいただき
ました。

━━━━━
10月31日
練習のあと、小林夫妻と、現役君たちの練習を見学させて頂きました。
人数は2人欠席で、4人。曲は信長貴富の、旅のかなたに。
小林夫妻がもって来てくれた楽譜を見ながらの見学です。

まーーーーーむっつかしい曲☆
現役君たち、よく付いていってると思いました。すごいです。
仮に、自分が一緒に歌ってる事を想像しても、うまいことキメる自信がな
い…
素敵なんだけど、音もリズムも複雑で、のぶながたかとみっ!…という感じ。
志村先生は、現役諸子には、より厳しくて、熱血スパルタ指導です。
2時間半のOB合同練習のあとですし、先生はその間、ずっと立ちっぱなしでのご指導。ハードスケジュールの中、ほんとに、ありがとうございます。

この曲は、虹の会の時も聴かせて頂きましたが、
5ヶ月前のあのときよりも、もっと、みんなが志村先生に食いついている感じがして、歌おうと前向きで、頼もしく思いました。
本番、楽しみです。

ここは、現役君達には配信されませんが、陰ながら、エールを送りたい。
がんばれ現役諸君!
応援してる。
リーデルクランツをよろしくね♪。

(筒井 奈緒子)
◆メールアドレスを教えて下さい
現在リーデルクランツ通信は106名のOB・OGに配信しています。名簿登録総数は340名ですので約3分の1への配信です。リーデルクランツを存続させるためにも、多くの方とのコミュニケーションを図りたいと考えています。
同期の方、前後の代の方に連絡をとられ、当通信の配信をご承諾いただけましたら、HPのお問い合せより、または下記有志宛にメールアドレスをご連絡ください。

◆43定にご来場される方へ
11月23日は、
定演:13時30分開場、14時開演。
於、武蔵大学大講堂
OB総会:16時30分より 於、武蔵大学学食
レセプション:17時より 於、武蔵大学学食
会費2000円/1名
を予定しています。
事前に出席のご連絡をいただくと幸いです。
※当日直接のご来臨も大歓迎です。
■編集後記
携帯電話用のメールフォームページを作成しました。
ただし、
・DoCoMoでしか試していません。
・確認のとき間違った箇所を直そうと戻ると全て消去されています。
が、動作確認を兼ね携帯からご連絡いただくと助かります。
http://www.liederkranz.jp/mobile01.html
(PCでも動作します)
矢澤


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です